うつの気持ち・・・・・。

うつ病の当事者として、症状やその時感じた事、思いを少しでも書き残せれば。他の方に参考になれば幸いです。うつ病の事を中心に内容を少し幅広くしていこうかな、と思います。

【142】私が心の病気、うつ病だと認識するまで時間がかかった件について。(うつ病発症の初期の頃)

私は当時の上司の圧迫に耐えきれず、

うつ病を発症しました。

 

もう8年も前です。

 

その当時はパワハラという言葉も

あまり一般的ではなく、「強いご指導」の

範囲だと思って、毎日耐えていました。

 

「なんで、こうなるんだよ、説明してみろ!」

とよく言われていました。

 

それを踏まえ、上司に

事情・状況を説明すると(つまり報連相)、

「ふざけんなよ!」

と切り替えされる訳です。

 

ふざけているつもりは全くなかったのですが、

まぁ、ほぼ「毎日」こんな感じでした。

 

そうだ、私の説明が足りないんだ、と毎日

思っていました。次は上手く説明しようと・・。

 

しかし、体は正直です。

 

体調を崩し、うつ病になった後、

リワークに通った時に作成した、

うつ病発症当時を振り返った書き物を見ると、

最初に風邪を引いている症状が「毎日出た」と

書いてあります。ただその時は2月、花粉症の

季節でもあり、放っておいたようです。

 

しかし、徐々に調子が悪くなるという事を

実感していきます。風邪の症状の次は

不眠・微熱です。

 

この時点で、心の病気かもしれない、と

思ったのですが、どこに行けばよいのか

分からなく、仕方がないので、心療内科

併設している内科に行き、薬をもらいます。

 

何の薬かおぼろげですが、デパススルピリドだと

記憶があります。今思い返せば、です。

 

飲むと確かに楽になります。ただ、強めの眠気も

やってくるため、お昼の1時間前に飲んで、

昼休みはさっとお昼を済ませ、眠気が昼間やってくる

と同時に机に突っ伏して眠る生活がはじまります。

 

昼休み明け、起きると薬の効果で気分爽快、

仕事ができるようになるため、

またさらに強めのご指導を受けるという

徐々に悪化する負のサイクルに気づきませんでした。

 

薬の服用も今のようにきちんと飲んでおらず、

調子悪いなと思った時に、適当に飲んでいました。

 

そして、当時の主治医(今は違う病院です。)も

何も言わなかったし、私も聞きませんでした。

あえて聞かなかった訳ではなく、何の病気か聞く

という事を思いつかなかっただけです。

 

そして、うつ病の知識も全くなく、処方された薬があれば

仕事はうまくいく、そう信じていました。

薬をもらうという事は「何らかの病気である」という

意識が欠けていました。

 

いまでこそ「うつ病」と診断されていますが、

心の病気だと認識するまで、時間がかかった理由は

その「意識の欠け」にあったのでは?と考えています。

 

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