【283】うつ病の方のための、私が今、お勧めしたい本。
自分自身のブログを振り返って、うつ病関係の本を
お勧めしているブログ記事というのを
1件だけみつけました。
fukuhauchi-onihasoto.hatenablog.com
それを思い出し、今回1冊の本を紹介してみます。
2011年初版の 「うつ」とよりそう仕事術 という本です。
著者の酒井さんは2007年夏にうつ病と診断され、
2回休職と復職をしてらっしゃいます。
調べると、この書籍しか出されていないようなので、
現在もお仕事をされているのか分からない所では
あるのですが、闘病しながら会社勤めをするという点で、
状況が私と似ている事が分かりました。
うつ病関係の本は
① 専門家が書いた「うつ病とは何か」の本
② うつ病の方が家族いらっしゃる、家族が書いた本
③ うつ病の方が、状況が改善してから自らを書いた本
④ うつ病の方を見た第3者(例えば看護師さん等)が書いた本
うつ病になってしまった場合、まずどうすれば良いのか、
という点で、①を読むのは有効だと思います。
しかし、うつ病に実際なって時間が経つと、①の範囲外の
症状が出てしまい、困ってしまう事も多いです。
すると、②、③、④の本に手を出す事になります。
②は「ツレがうつになりまして。」が代表例かと
思います。
③の本ですが、まず読むと「安心する」という点で
有効かと思います。文章に同じ症状が書かれていたりすると
私だけでは無いという思いがやってくるためと考えています。
今回紹介の本は③に分類できますが、
その中でも、極力、ご自身の病気を客観的に
見つめている点で、読んで良かったと思っています。
例えば、うつ病が辛い病であるのは以下4つの
苦しみと戦わないといけないと、述べています。(p185)
1.病気そのものの苦しみ
2.家族にも友人にも正確なところは理解してもらえない苦しみ
3.苦しさを他者にうまく伝えられない苦しみ
4.社会的な偏見(ときに差別)を感じる苦しみ
上記4つの文を読んだ時、その通り!と思いました。
私自身うつ病の事を何度か文章化しようとブログを
書いていますが、うまく文章化できない時も多かったので、
それを4つにまとめたのは、単純に素晴らしい、と思いました。
うつ病と付き合いながら仕事を行っていく方には
一度目を通してもらいたい、と思った本です。
以上、簡単ですが、お勧め本のご紹介でした。
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