うつの気持ち・・・・・。

うつ病の当事者として、症状やその時感じた事、思いを少しでも書き残せれば。他の方に参考になれば幸いです。うつ病の事を中心に内容を少し幅広くしていこうかな、と思います。

【283】うつ病の方のための、私が今、お勧めしたい本。

自分自身のブログを振り返って、うつ病関係の本を

お勧めしているブログ記事というのを

1件だけみつけました。

 

fukuhauchi-onihasoto.hatenablog.com

 

それを思い出し、今回1冊の本を紹介してみます。

 

2011年初版の 「うつ」とよりそう仕事術 という本です。

 

「うつ」とよりそう仕事術 (Nanaブックス)

「うつ」とよりそう仕事術 (Nanaブックス)

  • 作者:酒井一太
  • 発売日: 2011/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

著者の酒井さんは2007年夏にうつ病と診断され、

2回休職と復職をしてらっしゃいます。

 

調べると、この書籍しか出されていないようなので、

現在もお仕事をされているのか分からない所では

あるのですが、闘病しながら会社勤めをするという点で、

状況が私と似ている事が分かりました。

 

うつ病関係の本は

 

① 専門家が書いた「うつ病とは何か」の本

② うつ病の方が家族いらっしゃる、家族が書いた本

③ うつ病の方が、状況が改善してから自らを書いた本

④ うつ病の方を見た第3者(例えば看護師さん等)が書いた本

 

うつ病になってしまった場合、まずどうすれば良いのか、

という点で、①を読むのは有効だと思います。

 

しかし、うつ病に実際なって時間が経つと、①の範囲外の

症状が出てしまい、困ってしまう事も多いです。

すると、②、③、④の本に手を出す事になります。

 

②は「ツレがうつになりまして。」が代表例かと

思います。

 

③の本ですが、まず読むと「安心する」という点で

有効かと思います。文章に同じ症状が書かれていたりすると

私だけでは無いという思いがやってくるためと考えています。

 

今回紹介の本は③に分類できますが、

その中でも、極力、ご自身の病気を客観的に

見つめている点で、読んで良かったと思っています。

 

例えば、うつ病が辛い病であるのは以下4つの

苦しみと戦わないといけないと、述べています。(p185)

 

1.病気そのものの苦しみ

2.家族にも友人にも正確なところは理解してもらえない苦しみ

3.苦しさを他者にうまく伝えられない苦しみ

4.社会的な偏見(ときに差別)を感じる苦しみ

 

上記4つの文を読んだ時、その通り!と思いました。

私自身うつ病の事を何度か文章化しようとブログを

書いていますが、うまく文章化できない時も多かったので、

それを4つにまとめたのは、単純に素晴らしい、と思いました。

 

うつ病と付き合いながら仕事を行っていく方には

一度目を通してもらいたい、と思った本です。

 

以上、簡単ですが、お勧め本のご紹介でした。

 

 

 

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